日本のカジノ有力候補地はココ!各都道府県のIR誘致状況まとめ【2019年8月最新版】

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最終更新日

いよいよ日本のカジノ解禁が近づく中、一体「どこにカジノができるのか」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
ここではカジノ誘致に名乗りを上げている自治体や期待されている自治体など、注目の有力候補地の最新情報をお届けします。

現在のカジノ候補地 一覧

現在のカジノ候補地はどこ?いつ決定する?

カジノ誘致を表明している中で、主なカジノ候補地は北海道(苫小牧、留寿都)、千葉、東京、神奈川(横浜)、愛知(名古屋、常滑)大阪、和歌山、長崎となっています。

現時点では特に大阪、横浜、北海道(苫小牧)が特に有力な候補地と見られています。

そして気になる「いつ候補地が決まるのか」については、候補地が正式決定するのは2022年頃ではないかと予想されています。

IR(統合型リゾート)にはカジノだけでなくホテルや国際会議場などさまざまな施設が含まれているため、建設には少なくとも2~3年程度かかると言われています。
そこから逆算していくと、カジノ候補地が決定するのはカジノがオープンされると予想される2025年の2~3年前、つまり2022年前後なのではないかと考えられます。

日本のカジノ建設有力候補地はココ!

※他にも動きのある自治体はありますが、ここでは「日本の最初のカジノ開業」の候補地として、現在一定期間ごとに誘致活動がみられる自治体のみを紹介しています。
現在動きのない自治体でも活動が活発になれば、情報を随時更新していきます。

現在の有力カジノ候補地3選!

 

大阪(夢洲)

念願叶った万博とセットでIR誘致 2024年開業を目指し突き進む

大阪府は、カジノ法案が話題として取り上げられるようになった当初から、IRの開業候補地として名乗りを上げていた自治体の代表格。「万博」+「IR」のセット誘致を掲げて双方の誘致に力を注いできた結果、見事2025年の万博開催地に選出されました。
念願の片方が叶ってIR誘致もより一層勢いを増しており、現時点でカジノ候補地の最有力と言えるでしょう。

大阪のIRコンセプトは「スマートIRシティ」。最先端の技術を駆使した、環境にやさしく快適に過ごせる都市を掲げており、未来都市のようなイメージのIRを目指しています。

強み
  • 十分な都市規模を備えた立地、海外からのアクセス
  • IR誘致に向けた各団体、住民の足並みが比較的揃っている
  • 海外IR事業者からの注目度も高い
課題・問題点
  • 万博前の2024年の開業に間に合うか?
  • 夢洲への交通インフラの整備費用を賄えるか

大阪の最近の動き

2025年の万博が決定した大阪は、万博開催前の2024年にはIRを開業させたいと考えています。しかし政府が提示しているスケジュール案では2024年の開業に間に合わせることができそうにないのが現状。大阪府は政府がIR設置場所を正式決定するよりも早く事業者の公募などを開始しており、先回りで事を進めざるを得ないという事態に陥っています。

大阪の候補地「夢洲(ゆめしま)」とは?

夢洲は大阪湾にある人工島で、広大な土地ではあるものの、現在はコンテナターミナルが2つあるのみの空き地となっています。さらに、夢洲への交通手段は現在自動車に限られており、歩いて渡ることもできず、大阪府民からも忘れられた土地となっていました。
元々夢洲は2008年の五輪誘致の際、競技場や選手村、後に選手の住宅地として利用する計画でしたが、誘致は失敗。100ヘクタールを超える広大な土地の活用法が決まらないままでした。
このような経緯から、「大阪の負の遺産」とまで言われてきた夢洲。しかし2025年の万博開催が決定し、IRの有力候補地ともなっている現在は、負の遺産から一転、関西経済の起爆剤となりうるのではないかと期待されています。

大阪の候補地「夢洲(ゆめしま)」

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神奈川(横浜)

長きにわたる「白紙状態」から誘致表明へ 強固な反対派とどう渡り合うかがカギに

2019年8月、横浜は「山下ふ頭」を候補地とし、2020年代後半にIR開業を目指すことを公表。「白紙状態」からの突然の誘致表明に、国内外からの注目も高まっています。
しかし、地元では反対の声が大きく、横浜の有力者である横浜港運協会会長・藤木幸夫氏は、山下ふ頭へのカジノ誘致に頑なに反対。「横浜港ハーバーリゾート協会」を設立し、カジノ抜きでの山下ふ頭の再開発計画案を提示しています。

藤木氏は横浜市で非常に強い力を持つものの、横浜市政においては「影の横浜市長」とも呼ばれ、カジノ推進派として知られる菅義偉官房長官の影響も強いと言われています。「山下ふ頭へのカジノ誘致は反対、それ以外への誘致には反対しない」とする藤木氏と、「山下ふ頭の再開発」としてのIR誘致を掲げる横浜市がどう折り合いをつけるのかが今後のカギとなりそうです。

IR事業者は早くも横浜に注目しているものの、まだ誘致表明から間もないため、具体的なコンセプト案などは今後発表が行われると考えられます。

強み
  • 政府からの推薦がある
  • 国内外からの注目度が高い
課題・問題点
  • 県内の有力者や住民の反対が多い

神奈川(横浜)の最近の動き

2019年8月、ついにIR誘致を正式表明。2020年代後半の開業を目指すことを宣言しました。
この表明を受け、「カジノなしの再開発」を提唱する横浜港ハーバーリゾート協会・横浜港運協会は、改めて候補地である山下ふ頭からの立ち退きに応じない構えを示しました。 海外事業者にも早くも動きが出ており、ラスベガス・サンズが大阪から横浜に方向転換することを発表した他、メルコリゾーツも数か月以内に事務所を開設する意向を示しています。

神奈川(横浜)の候補地「山下ふ頭」とは?

「山下ふ頭」は、1963年、外資のためのふ頭として建設された埋め立て地です。高度経済成長期には主力ふ頭として横浜港を支え続けてきましたが、近年は物流の拠点が別のふ頭に移行。観光・商業・MICEとしての再開発が検討され始めたことから、IRの候補地として挙げられるようになったという経緯があります。
しかし、山下ふ頭は現在も横浜のシンボルとして地元住民や観光客に親しまれている存在。誘致を表明した今も、カジノを含む再開発に対する地元企業団体や住民からの反発は根強く残っています。

神奈川(横浜)の候補地「山下ふ頭」

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北海道(苫小牧)

「自然共生型」をコンセプトに、土地柄を活かした「国際リゾート構想」を展開

広大な土地を持つ北海道は、当初「苫小牧」「釧路」「留寿都村」の3か所がIR候補地として名乗りを上げていました。最終的には道議会により「苫小牧を優先する」という方向で固まり、釧路市も苫小牧への誘致に協力する意思を表明。現在は苫小牧が有力候補地となっています。海外IR事業者も苫小牧に注目しており、ハードロック・ジャパンをはじめとした4社が開発構想を発表しています。
元々人気のリゾート地でもある北海道は、IR誘致に必要不可欠な観光資源や土地を有しており、IRへの理解を深める活動も積極的に行われています。ただし自然豊かな土地であるがゆえに住民の反対意見も大きく、どこまで理解を得られるかがカギになりそうです。

強み
  • 新千歳空港から好アクセス
  • リゾートを展開するにあたって十分な土地面積
課題・問題点
  • 住民の反対意見をクリアできるか

北海道の最近の動き

2019年4月に行われた統一地方選挙では、IRに関して中立派の鈴木氏と反対派の石川氏が一騎打ちに。この選挙の結果如何でIR誘致の方向性が一気に変わる可能性もあり注目されていましたが、結果は鈴木氏の勝利となりました。中立派の鈴木氏が当選したため、IR誘致に関しては前知事の高橋はるみ氏による「IRに関する基本的な考え方」が引き継がれました。
この「IRに関する基本的な考え方」の内容は基本的にポジティブなもので、既に有識者懇談会にて大半から賛同を得ている状態。鈴木氏はIR誘致について「道民目線を大切にしつつ、早期に判断したい」とコメントしています。知事の判断は早くとも年末ごろになるとみられています。

北海道の候補地「苫小牧」とは?

苫小牧は新千歳空港から電車・車で約40分とアクセスしやすく、また冬は比較的雪の少ない地域のため、通年楽しめるリゾートを展開するのに適した条件を備えています。しかし観光地として人気の高い北海道にしては珍しく、工業を中心に発展してきた地域のため、観光産業に関して若干手薄になっているという現状があります。この現状を打破する起爆剤として、「国際リゾート構想」を成功させたいという想いがあるようです。

北海道の候補地「苫小牧」

北海道(苫小牧)のIR誘致に関する最新ニュース

誘致レース一歩リード!有力候補を追いかける候補地

長崎(佐世保・ハウステンボス)

九州一のテーマパークを舞台にしたIRはアジア諸国のライバルを超えられるか?

長崎は日本の主要な観光客が集まる中国・韓国から3時間以内と非常に近く、カジノが海外からの観光客をメインに集客することを踏まえると、有利に働く立地と言えるでしょう。
一方で、アジア地域にはマカオやシンガポール等を中心に大型IRがいくつも存在しており、長崎のIRが成功するかどうかは、ライバルをどう抑え差別化するかといった戦略に懸かっています。
また、長崎は議員だけでなく、住民の支持率が高いことも特徴の一つ。カジノ誘致に関しては地域住民が反対するケースが多い中、長崎では賛成派が46%と反対派の38%を上回っており、IR誘致を後押しする大きな力となっています。

海面下の壁を大型の強化ガラスにする「海中カジノ構想」も話題になりましたが、発案者であるハウステンボスの運営会社・HTB株式会社がIRの開発自体に関わらないことや、海中がIRの敷地に含まれないことを踏まえると実現は難しいとみられます。
長崎はトップグループと同じく2024年の開業を目指す予定。アジア諸国の大型IRを超える別の斬新なコンセプトは今後飛び出すのでしょうか。

強み
  • 既に完成したリゾートとインフラがあり、初期投資が少なく済む
  • 主要観光源である中国・韓国などのアジア地域から好アクセス
  • 住民の賛成意見が比較的多い
課題・問題点
  • 同じアジア圏内にマカオやシンガポールなどの巨大IRを構える地域がある
  • 北九州市にも誘致の動きが見られる

長崎の最近の動き

当初九州で誘致の動きが活発なのは長崎のみだったため、長崎を「九州の第一弾IR」とする「オール九州」の方針が、九州地方知事会議でも正式に議決されました。 しかし福岡県北九州市が誘致の検討を開始したことで、福岡県のみ賛同が得られず、「オール九州」の構図が崩れるという形に。現在は検討段階とはいえ、北九州市の今後の動向は長崎の誘致にも影響を与えそうです。

長崎の候補地「佐世保(ハウステンボス)」とは?

佐世保市にある「ハウステンボス」は、ヨーロッパ各地をテーマにしたアトラクションを提供するテーマパークで、総敷地面積は東京ディズニーリゾートの約1.5倍にものぼります。
一度は業績不振により経営の危機に陥りましたが、2010年にH.I.S.会長の澤田秀雄氏が社長に就任して以降に発表された斬新なアトラクションやイベントの数々がヒットし、現在も黒字経営が続いています。候補地の中でも基盤となる場所の集客力ではトップクラスと言えるでしょう。
2019年4月には、ハウステンボスの一部をIR整備候補地とする方向で、県・市・ハウステンボスの3者が基本合意となりました。

長崎の候補地「佐世保(ハウステンボス)」

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要チェック!まだまだこれから見逃せない候補地

 

和歌山(マリーナシティ)

地方博成功の実績を活かし、
大阪と並んでIR誘致を目指す

和歌山は昔からカジノ誘致に最も積極的な自治体の1つで、2004年からカジノ誘致に取り組んできました。しかし最有力とも言われる大阪と立地が近く、都市規模や期待できる経済効果を考えると、どうしても陰に隠れてしまいがちなのが現状。そこで和歌山は「IRが近隣に2つ存在する」ことによる相乗効果を狙って、大阪と合わせたIR誘致を狙っていく方針を掲げています。
2つのIRが近隣にあることによるメリットはシンガポールなどで前例が示されており、バリエール、ブルームベリー、サンシティといったIR事業者からも好感触。業界の間でも有力候補に数えられることもあり、今後の動向が見逃せない自治体の一つです。一見デメリットにも見える状況を逆手に取った作戦は功を奏すのでしょうか。

強み
  • 既に完成したリゾートとインフラがあり、初期投資が少なく済む
  • 関西国際空港から車で45分と好アクセス
課題・問題点
  • 近接する大阪に比べ規模が劣る
 

愛知(常滑)

一度は頓挫したリゾート構想。
県の協力で実現できるか

愛知県では、現在県と市が別々の箇所への誘致を表明しているという状態になっています。
愛知県は常滑市の中部国際空港(セントレア)島への誘致を検討しており、2019年に開業予定の国際展示場との相乗効果を目指しています。
積極的な姿勢を見せているのは主に常滑商工会議所で、県が常滑への誘致を掲げる背景には、かつてりんくう常滑駅を中心にしたIR構想の中断を余儀なくされた常滑商工会議所によって要望が提出されたという経緯があります。
IR誘致のための有識者研究会による調査や、IR整備費用やギャンブル依存症対策費用を予算として計上。一方で、知事選にて3選を果たした大村知事は公約にIR誘致を出さないなど、現在は比較的慎重な姿勢を保っています。

強み
  • 空港から直接アクセスできる利便性
  • 空港島が本土から離れているため、治安悪化を防げる
課題・問題点
  • 現時点でも混雑していると言われる島や周辺の混雑・交通状況の悪化
 

愛知(名古屋)

県VS名古屋市 誘致バトルはどこに向かう?

愛知県と名古屋市は、県内へのIR誘致を巡るライバル関係。県が中部国際空港島へ誘致を働き掛けるのに対して、名古屋市は市内への誘致を主張しており、お互いに譲る姿勢はない様子です。
名古屋市の河村たかし市長は、現在は候補地を名古屋市中心部、名古屋港周辺に絞って検討中。具体的には金城ふ頭周辺などが候補として挙げられています。事業者からのヒアリングを行うなど、現在のスピード的にはやや名古屋市の方が積極的ではありますが、まだ候補地を絞り切れていない段階で、他の自治体と比べるとスタートが出遅れている感も否めません。

強み
  • 大阪、東京という大都市の間に位置する立地
課題・問題点
  • 愛知県が掲げる中部国際空港への誘致と対立状態
 

千葉(幕張)

地元企業が誘致を先導 千葉市は慎重な姿勢

千葉市・幕張は市や県よりも地元企業などによる誘致活動が活発なのが特徴。市はあくまで「幕張新都心活性化」の選択肢の一つ、というスタンスを貫いていますが、県や市が誘致に乗り出せば一気に波に乗ることができる可能性も秘めています。地域企業グループがまとめたIR試案では、「海上に人工島を造り、海中トンネルで繋ぐ」という計画が示されており、この案を市議会や商工会議所に提出する予定です。

強み
  • 国内で二番目の大型の国際展示場など、MICEを有する
  • 都心から好アクセスながら広大な土地
課題・問題点
  • 東京や横浜が誘致に乗り出した場合、都市規模感でやや劣るか
  • 試案の問題点を解決できるか
 

北海道(留寿都村)

「苫小牧を優先」路線の道政に反抗
リゾートをベースに独自の誘致を目指す

北海道の候補地については現時点で「苫小牧を優先」という形で有識者の大半が賛成している状態です。しかし以前から候補地として名が挙がっていた留寿都村が、「苫小牧を優先」という意向に反し、独自のIR構想を発表したことで注目を集めています。
IR構想は留寿都村IR誘致推進協議会と、北海道を中心にリゾート開発を手掛ける加森観光が発表。加森観光が運営する留寿都村のリゾート「ルスツリゾート」を中心に、米国のイノベーション・グループと協力して開発が進められる予定です。

強み
  • 既に完成されたリゾートと十分な土地面積がある
  • 北海道の様々な観光地に好アクセス
課題・問題点
  • 道政が苫小牧を優先する意向を示している

都心は今後は有力候補地になる可能性も?

 

東京(台場)

長年の沈黙を破り
「お台場カジノ構想」ようやく再始動?

日本一の大都市である東京は常に国民の注目を浴びる地域で、当然IRの候補地としても名が挙がっています。実際、当初は「お台場カジノ構想」を掲げて誘致に積極的でした。しかし度重なる知事の交代や、会場候補地が売却されたことなどから、一旦計画は白紙状態に。そんな不遇の期間を経て今、新たに臨海副都心の開発計画「東京ベイエリアビジョン」にて、IR誘致の復活の兆しを見せ始めています。
ようやくIRに関する明確な記述が出てきたものの、大阪・和歌山・長崎の先導グループが2024年の開業を目指していることを踏まえると、スピード感としては劣り気味。誘致に積極的な自治体の動きや東京の今後次第では、第二段以降の開業となる可能性も考えられます。

強み
  • 国内最大の都市規模と経済効果
課題・問題点
  • 慎重な姿勢で積極派の自治体と比べるとスピードで劣る

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