静岡県牧之原市がIR誘致目指す 3月中に県へ正式に申請

静岡県牧之原市がIR誘致目指す 3月中に県へ正式に申請

静岡県牧之原市は、大寄地区の国道473号バイパス近くの山林などの遊休地約160ヘクタールに、IR施設(カジノ施設)の誘致を目指すと発表しました。

牧之原市は昨年11月29日に、青年会議所や中小企業家同友、牧之原市前市長などで構成された「IR誘致促進委員会」からIR誘致の要望を受けました。庁内で検討を重ねたあと、大寄地区を建設候補地とする同委員会のIR構想を承認。

今後の具体的なスケジュールなど未定ですが、相良や榛原といった牧之原市の近隣区域の住民に向けた説明会を予定しています。

静岡県は、これまで日本平や熱海(初島)がIR候補地として取り上げられることはあったものの、あまり積極的とは言えない状態でした。
今年に入ってようやく「第二段でのIR開業を目指す可能性がある」と公表されたところでしたが、ここで牧之原市から第一段に立候補の声が上がり、一気にIRレースに参戦の流れを見せ始めてきています。

今回浮上した牧之原市の大寄地区はどのような地域なのでしょうか。

牧之原市の候補地、大寄地区とは

牧之原市は、静岡市と浜松市の中間に位置する海岸沿いの市です。

中でも、今回候補地として浮上した大寄地区の山林は、静岡空港や東名高速道路相良牧之原IC近くに位置します。
1990年代に計画されていたゴルフ施設建設の計画が頓挫したあと、手入れがされないまま、現在は荒れきったままの状態。
2006年には地域の住民や地権者により、企業誘致の支援を求める要望書も提出されています。

3月3日に行われた大寄地区の総会では、カジノ施設ができることによる治安悪化やギャンブル依存症などについて懸念する声が上がった一方、「荒廃した山林を次世代に残せない」という住民らの意見が多数を占めました。

7日に行われた市議会定例会では杉本基久雄市長が「整備・運営の主体は民間事業者となる。現在は地権者の同意を得た段階だ。これだけの事業なので、市民全体にもしっかりと説明責任を果たす」と発言。

牧之原市にカジノ施設ができた場合、来場者は年間2千万人、雇用は8千人が見込めるという試算が出ています。また、静岡空港や東名高速道路など、交通面での強みもあるため、国内外からの観光客も見込めます。
IR構想について杉本市長は「ディズニーランドの中にカジノがあるイメージ。老若男女が静養できたり遊んだりもできる場所」とコメントを残しました。

牧之原市は、3月中にカジノ誘致の意向を正式に静岡県に申請する予定です。

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