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2020年9月17日

米国カジノの再開を発表 ニューヨーク州全域ならびにMGMの保有全施設を容認

新型コロナウイルスの影響により3月から休業が続いていたアメリカのカジノで、再開に関する動きが見られています。
ラスベガスやニューヨークを始めとした各地で、9月より徐々にカジノ施設の運営が始まっていきます。

ニューヨーク州全域のカジノは9月9日から再開が容認され、またMGMリゾーツインターナショナルは、9月30日よりラスベガスのPark MGMとNoMad Las Vegasの営業を再開すると発表しました。

ニューヨーク州では9月9日から全カジノ施設が再開

9月3日、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、9月9日からニューヨーク州全域のカジノの25%のキャパシティで再開することを容認すると発表しました。
ニューヨーク州は、全域が再開フェーズ4の最終段階とされています。

3月16日から休業が続いていましたが、今回の発表により、ニューヨーク州では、市内のレストランを除いたすべての施設が再開されることとなりました。

再開が許可された施設では、マスク着用、ソーシャルディスタンスの確保、テーブルへのプレクシグラス(仕切りに用いるアクリル板)の設置を義務化されています。
また、換気や空気洗浄を強化するとともに、こまめな清掃といった「セーフティプロトコール」が実施されます。
なおカジノフロアにおける飲食は禁止されています。

9月30日よりMGMリゾーツのアメリカ・マカオにおける全施設が再開

MGMリゾーツは9月30日よりPark MGMとNoMad Las Vegas の営業を再開することを、9月14日に発表しました。
MGMリゾーツインターナショナルは、アメリカに全18の施設を有しており、内10軒がラスベガスに、8軒はリージョナルに位置しています。

主力となるラスベガスでは6月4日より段階的に営業を再開しており、ニューヨーク州のEmpire City Casinoは9月21日からの再開が決定しています。
9月30日にPark MGMとNoMad Las Vegasが再開されれば、MGMが有するアメリカ・マカオの全施設で再開が完了することとなります。

営業再開において、アメリカのMGMリゾーツではヘルス&セーフティ施策「Seven-Point Safety Plan」が導入されます。

Seven-Point Safety Plan

  1. 従業員のスクリーニング、検温、トレーニングを行う
  2. マスクや保護装備の着用を必須とする
  3. ソーシャルディスタンスを確保する
  4. 手洗い・消毒を強化する
  5. 暖房、換気および空調制御の空気清浄を行う
  6. 地域医療コミュニティと連携を取り、陽性者が出た場合は迅速な対応をとる
  7. アプリを利用した非接触タイプのチェックイン設備を導入

マスクを外す時間が最小限に抑えられるように、カジノフロアでの飲食については飲み物のみが許可され、食事は禁止されています。

また今回の営業再開を機に、Park MGMとNoMad Las Vegasは、ラスベガスストリップエリア初となる完全禁煙の施設として生まれ変わります。

世界のカジノの再開が徐々に始まっていますが、今後も各国で新型コロナウイルスへの細心の注意を払いつつ、クリーンな設備と運営が強化されていく模様です。

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